2015年 03月 24日
考えてみたらしなやかさが求められるのはドラマーだけじゃないんよね。 そう、もちろんベースにもしなやかさは必要。 リズムのしなやかさと音のしなやかさは僕の考えるベーシストの二大絶対必要条件、 毎日毎日練習するのはこの二つを得たいがためみたいなもんだね。 しなやかなリズムと音を作り出すためにはやはりしっかりした左手を作ることが重要。 最近レッスンやなにかで若いベーシストたちにアドバイスできるチャンスがあるときには 必ず「左手が大事やで〜!」と口を酸っぱくして言うております。 幸い左手鍛錬の練習方法は数々あるのでそれを毎日の練習に組み込んで 丁寧にやりさえすれば、日を追うごとに音が変わっていくのが実感できると思う。 あのベースの太い弦を楽に押さえることができるようになれば楽器全体が豊かに鳴り そうすれば自ずと出てくる音に弾力が生まれ、その弾力のある音が柔軟なリズムを作り出す、 まぁ、簡単に言えばそういうことかな。 しなやかなベーシストはたくさんいますがその代表は誰がなんと言ってもPaul ChambersとRon Carter。 二人ともMilesのバンドでたくさんの録音を残しているけれど、例えばPCが入っているRed GarlandやWynton Kellyの トリオのアルバムなんかを聴くとそのしなやかなウォーキングベースがより一層ダイレクトに耳に飛び込んできて 夢心地に浸れること間違いなし。
by kiyoshi-kitagawa
| 2015-03-24 20:15
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